闇金への借りパク（借り逃げ）は危険｜晒しなど報復への対策

 

「闇金からお金を借りて逃げる、『借りパク』という行為をするとどうなるのか？」
「そもそも、借りパク行為は可能なのか？」
「闇金から晒し行為などの報復を受けずに縁を断つには？」

 

この記事では、闇金に強い司法書士に取材のもと闇金業者からの借りパク（借り逃げ）について解説しています。
※闇金と関わることは大変危険ですので興味本位でも近づかない様にお気をつけください。

 

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闇金から借りパク（借り逃げ）することはできるのか？

闇金からの借入は法律上支払いの義務はありません。しかし、闇金業者もそれを承知の上で貸し付けを行っていますので、緊急連絡先をしっかりと確認します。

 

 

闇金からお金を借りて本人が逃げてしまうと、勤務先に連絡をされたり、親族が脅されて代わりにお金を払う様に要求されます。
この様な闇金からの取り立てに耐えられる方はほとんど居ないと思われます。
よって、逃げ切ることは、限りなく不可能であると言えます。

闇金から借りパクすると本人や関係者に取り立てが行われる

闇金から借りパク（借り逃げ）をすると闇金業者は当然ながら執拗に追いかけてきます。
借りた本人の携帯が鳴りやまない状態になり、それでも連絡が付かない場合は、借入時に教えてしまった緊急連絡先に嫌がらせの電話が入ることになります。
勤務先や親族に闇金から連絡が入ることで、本人が退職に追い込まれたり、親族から縁を切られたりする場合があります。

 

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闇金からお金を騙し取って儲けることは可能なのか？

闇金は回収の見込みが無ければ融資しない

闇金業者はお金を貸す際には、その人が払えるのか、もしくは脅して本人や周りの者から回収ができるのか判断をしています。
この時点で、回収の見込みがなければ闇金は融資を行いません。
「保険証などの架空の身分証明書を使って騙す」という行為がドラマなどで描かれていますが、現実的ではありません。

 

闇金からの借りパクは罪に問われる可能性がある

闇金への返済が不要であることを悪用し、最初から返すつもりも無いのにお金を借りると詐欺罪に問われることがあります。
また、架空の身分証明書を使う行為についても、例え相手が闇金業者であったとしても詐欺罪に該当します。
詐欺罪が成立した場合には10年以下の懲役が課せられます。
また、架空の身分証明書をつくるだけでも「有印私文書偽造罪」に該当します。

• 有印私文書偽造罪： 3ヶ月以上5年以下の懲役。
• 偽造文書行使罪：同じ刑罰

令和の闇金は1万円からの小口融資

闇金業者の融資は1万円など小口で行われることが多いです。
よって、闇金業者からの取り立てや、自身が罪に問われるデメリットに見合った利益を得ることは難しいと言えます。

 

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闇金から逃げることで起こる嫌がらせ

• 鬼電（回線がパンクするほど電話をかける）
• 脅迫（本人や家族の拉致、誘拐などをほのめかす）
• 本人の職場や家族への取り立て
• FAXを数百枚、職場や同じビルの会社に送り付ける
• LINEの友人への取り立て
• 写真を使った晒し行為
• ピザなど出前を使う取り立て
• 対面闇金の場合は家まで押しかけてくる
• 嘘の通報で警察を呼ぶ

など

 

闇金業者の嫌がらせは、本人の職場だけでなく家族の職場にまで及びます。

 

 

闇金業者はお金を借りる本人、もしくは本人の周りの人間から元利金を回収することを最初から考えています。
＞＞闇金の取り立て手口について
そのため、本人が退職に追い込まれたり、ご家族や身内から縁を切られてしまったりと社会的に孤立する恐れもあります。

闇金の晒し行為について

闇金業者が運営していると思われる、闇金の被害者の写真や個人情報を掲載しているサイトを当事務所でも複数確認しています。
何度かサイト自体が閉鎖されたりもしましたが、再度復活しています。また複数サイトで同じ内容が掲載されている現状も把握しています。
主に、闇金業者に対して支払いが出来なくなった方が、掲載されている様です。

 

晒し行為を避けるためにどうしたら良いのか

 

闇金からの支払いが出来なくなると闇金から取り立てが発生し、その状況を放置していると個人情報が晒し行為などに悪用される恐れがあります。
しかし、当事務所で受任して、交渉を通して解決した場合は晒し行為に遭うことは基本的にありません。

 

闇金問題を放置していると、闇金から見ると借りパクされた状態になるため、報復に遭う可能性があります。

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晒しを防ぐことができる法律家とは？

当事務所には他事務所に依頼された後でご相談いただくことも多いです。
その中で、「他事務所に依頼したが、すぐに嫌がらせが始まったのに再交渉をしてくれない」といった不満もお伺いします。
闇金対応を受けている法律家の中には、「闇金なので払いません」と業者に連絡をしたあとで、ご依頼人には嫌がらせを我慢する様に伝える方もいます。
しかし、闇金からお金を受け取ってすぐにその様な対応をしてしまうと、闇金業者としては最初からお金を騙し取るつもりで借りたのではないかと詐欺の疑いを持ち、嫌がらせが発生する可能性が当然出てきます。
闇金業者も人間なので、業者の話も聞いた上で、例えば受け取ったお金だけは闇金に返すという穏便な解決に向けて交渉していくことで、ご依頼人が嫌がらせの被害に遭う可能性は限りなく０に近づけられます。
写真を悪用した嫌がらせを避けたい方は一度ご相談ください。

 

闇金に強い法律家を通して嫌がらせを受けずに関係を断つ

闇金からの借金「不法原因給付（ふほうげんいんきゅうふ）」と言って、法律を守らずに貸し付けたお金なので返す義務がありません。
だからと言って闇金業者からお金を借りて返すこともなく逃げてしまうと、職場や家族を巻き込む酷い嫌がらせを受けてしまいます。
そして、闇金業者に払い続けていても、闇金は適当な口実をつけて完済させずにいつまでも利息を請求してきます。
闇金問題は、闇金との交渉に長けた法律家（司法書士や弁護士）に相談、依頼することで、被害が周囲に拡大する前に解決することができます。

 

闇金に強い法律家が介入すると何故闇金は交渉に応じるのか？

闇金対応に長けた法律家（司法書士や弁護士）は、闇金業者の違法性を理解しています。
法律家が介入した後も闇金業者が交渉に応じない場合、法律家は警察への情報共有や、闇金が使うスマホや銀行口座の強制停止の措置をとります。

 

法律家が関わると、闇金は逮捕される可能性が高まる

闇金業者は違法なことをしていますから、警察が本格的に動けば逮捕されてしまいます。
闇金業者は警察の捜査を攪乱するために、店舗を持たず身元が分からない状態で営業を行っています。
警察も、闇金がどこにいるのか分からないと、自身の管轄の地域なのかどうかも分かりらないなどの事情で普段は動きにくいのです。
しかし、法律家が闇金に関する情報を提供することでスムーズに捜査が進み摘発、逮捕される可能性が高まります。

 

法律家を敵に回すと、商売道具である携帯電話や口座が使えなくなる

闇金が使う携帯電話や銀行口座も、入手するためにはコストがかかります。
そもそも携帯電話や口座は闇金にとっては商売道具ですから、無くなると営業に支障が出てしまいます。
法律家はFAX一枚流せば、電話番号や口座の強制停止が可能です。この「強制解約」も闇金が法律家を敵に回したくない理由の一つです。

当司法書士事務所の場合

闇金業者のほとんどは、こちらから電話で受任したことを伝えると交渉が成立します。
しかし、稀に交渉に応じない凶悪な闇金業者も居ます。
その様な闇金業者に対しては、警察への情報共有やスマホや口座の凍結といった措置を行います。
また仮に闇金業者が交渉に応じない場合、こちらから何度も電話をかけ続けたりと闇金の業務を妨害する様な対応を行うこともあります。

 

結論：闇金からの借りパク行為は危険でメリットが無い

闇金からお金を騙し取ろうとすると、闇金からの取り立てに遭ってしまいます。
また、相手が闇金業者であったとしても、最初から騙し取るつもりでお金を借りると罪に問われる可能性もあります。
闇金には個人情報を送るだけでも、キャンセル料を請求されたり、闇バイトに巻き込まれたりと大変危険です。
闇金からお金を騙し取ろうとする行為は大変危険であり、メリットはありませんので、どうかお止めください。

 

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